にょほほ電鉄－車両

にょほほ電鉄－車両－小田急電鉄

小田急電鉄は、新宿を起点に有名観光地である箱根を結ぶ鉄道
である。路線の開業は、大手私鉄では比較的遅い１９２７年で
あるが、この年に本線である小田原線を一気に全通。また戦後
には各社に先駆け特急を復活させ、１９５７年には、歴史に名
を残す名車・３０００形（初代）を登場させるなど多方面から
注目を浴びた。沿線住宅街の印象とも相俟って、イメージの良
い路線である。

駅名標　小田急電鉄

駅名標は、通勤型車両のイメージであるブルーのストライプが
入るデザイン。欧文書体は高速道路の案内標識として採用され
つつあるＶｉａｌｏｇを採用している。

和文書体：新ゴ
欧文書体：Vialog

過去の駅名標は国鉄風のデザインであったが、複々線化による
駅改築の頃から、画像のようなタイプを使用し始めた。現在は
上記のものに変更されつつあるが、未だ多くの駅で残存する。
また後期には韓国語の表記が加わったものも登場した。
※矢印を画像にかざすと後期タイプの駅名標へ。

和文書体：初期・ゴシック４５５０、後期・新ゴ
欧文書体：Helvetica

注意喚起用ドアステッカーは、ピクトグラム風のシンプルで分
かりやすいデザインである。注意文や詳細デザインは若干の変
化があるものの、基本デザインは数十年以上変わっていない。


	■７００００形（２０１８年）７０００形の置換え、また複々線化の完成による新時代の小田急のシンボルとして登場した車両で、ＧＳＥの愛称を持つ。「Ｇ」とはＧｒａｃｅｆｕｌの略で「箱根につづく時間を優雅に走る」をコンセプトとする。ローズバーミリオンが印象的な車体は、将来のホームドア設置を考慮し、従来の連接構造をやめ一般的なボギー台車構造となった。
	■６００００形（２００８年）地下鉄千代田線直通用として登場した車両。ＭＳＥの愛称を持つ。「Ｍ」とはマルチの意で、地下鉄直通特急としてマルチに活躍する様を表す。車体は地下でも映える色として、フェルメールブルーの塗装が施される。地下鉄北千住発着のホームライナーなどで活躍。鉄道友の会「ブルーリボン賞」受賞、また「グッドデザイン賞」受賞車両。
	■３００００形（１９９６年）３１００形（ＮＳＥ）の老朽化に伴い登場した車両。ＥＸＥの愛称を持つ。通勤輸送にも対応すべく定員増を図るため、通勤車両と同様の２０ｍ級大型車となるが、伝統の展望席の採用は見送られた。そのため一部のファンからの評判は良くないが、４両＋６両という分割併合ができるため、フレキシブルな運用が可能。「グッドデザイン賞」受賞車両。現在は更新工事が進行中で、リニューアル編成はシルバーの塗装となり「ＥＸＥα」の愛称となる。
	■５０００形（２代目・２０２０年）小田急の最新鋭車両。８０００形の老朽化に伴い登場した。「より広く、より快適に」をキーワードに、車両構造は２０００形以来の拡幅車体を採用、前面形状は流線型としてスピード感を演出した。車内には防犯カメラを設置、また車椅子スペースを各車両に設けている。２０２０年に営業運転を開始した。
	■４０００形（２代目・２００７年）１０００形に代わる、新たな地下鉄千代田線直通用車両として登場した車両。ＪＲ東日本Ｅ２３３系の設計思想を採用し、側面形状はＥ２３３系と同様のものとなっている。前面形状は、貫通扉を左側に寄せた、小田急初の非対称形状。ストライプは、ルリマツリ花弁の色を表現した「インペリアルブルー」という新色となった。
	■３０００形（２代目・２００３年）モーター抵抗のみで列車を停止させる純電気停止ブレーキを初めて装備した車両で、スムーズな停車を実現。車体形状は、従来の小田急車両のような丸みを帯びた形状を採用せずに、やや簡素な直線的デザインとなる。１次車は１．６ｍ幅のワイドドアを採用したが、２次車以降はＪＲ東日本のＥ２３１系に近い見付けとなった。
	■２０００形（１９９５年）２６００形の老朽化に伴う置換えと、ラッシュ時の乗降時間短縮を目的に登場した車両。１０００形をベースに、乗降扉幅は１．６ｍに拡大したワイドドアとなる。全列車が８両編成で各駅停車や区間準急に使用され、速達列車に使用される事は殆どない。「グッドデザイン賞」受賞車両。
	■１０００形（１９８８年）９０００形に代わる、地下鉄千代田線直通用車両として製造された車両。鋼体には小田急初のステンレスを採用、登場時はアイボリー色の車両群の中で異彩を放った。また小田急初のＶＶＶＦインバータ制御車両となる。なお異端車として、乗降扉の幅を２ｍに広げたワイドドア車も存在した（現在は引退）
	■８０００形（１９８２年）１８ｍ級中型車体を持つ旧型車両の淘汰を目的として投入された車両。前面ガラスを黒縁でまとめ、あたかも一枚窓とした前面デザインは秀逸。このデザインは後に各鉄道会社でも採用されている。後年は更新工事により制御装置のＶＶＶＦインバータ化も行われたが、引退も近い。なお一部車両は西武鉄道へと譲渡され、西武国分寺線で活躍する。

	■５００００形（２００５年～２０２３年）箱根輸送の強化と１００００形置換えのため登場した車両。ＶＳＥの愛称を持つ。「Ｖ」とはヴォールト（ドーム型天井の意）の略。高い天井や落ち着いた配色の室内で居住性は高い。鉄道友の会「ブルーリボン賞」、また「グッドデザイン賞」受賞車両。人気車両でありながら、導入が進むホームドアに対応できないため２０２３年をもって引退した。
	■２００００形（１９９２年～２０１２年）ＪＲ御殿場線直通列車「あさぎり」の特急格上げに伴い登場した車両で、ＲＳＥの愛称を持つ。「Ｒ」とはリゾートの意。小田急初の二階建て車両を連結、塗装もブルーとピンクのパステル調となる。鉄道友の会「ブルーリボン賞」受賞車。「あさぎり」の運用縮小伴い、２０１２年をもって引退した。現在は１編成が富士山麓電気鉄道に譲渡され活躍する。
	■１００００形（１９８７年～２０１２年）小田急の創立６０周年を記念して製造された車両。ＨｉＳＥの愛称を持つ。「Ｈｉ」とはハイクオリティや、より良い展望を提供する高床構造・ハイデッカーを表す。鉄道友の会「ブルーリボン賞」受賞車両。高床構造がバリアフリーに抵触する事や老朽化に伴い２０１２年をもって引退した。なお、一部車両は長野電鉄に譲渡され活躍する。
	■７０００形（１９８０年～２０１８年）初代ロマンスカー３０００形の老朽化に伴い、新たな看板列車として登場した車両で、ＬＳＥの愛称を持つ。「Ｌ」とはラグジュアリ（豪華な）の意。室内はリクライニングシートが初採用された。鉄道友の会「ブルーリボン賞」受賞車。老朽化のため２０１８年をもって引退した。
	■３０００形（初代・１９５７年～１９９２年）新宿と小田原を６０分で結ぶべく登場した車両。台車が連結器を兼ねた連接構造や軽量車体など新機軸を搭載、速度試験においては国鉄線上で実施するという異例の事態となり、かつ当時の狭軌では世界最速の１４３キロを樹立。この偉業を称えるべく鉄道友の会によって「ブルーリボン賞」が創設され、第１回受賞車両となった。
	■１０００形ワイドドア車（１９９０年～２０２２年）１０００形のうち、１９９０年に登場した車両は、ラッシュ時の乗降時間短縮のため、乗降扉の幅を２ｍというワイドドアとした。また実験的施策として、車内案内装置や跳上げ座席、また側面窓の自動開閉装置の設置等が行われてた。しかし肝心のワイドドアは効果が殆ど得られず、後に乗降扉の開口幅は２０００形と同様の１．６ｍへ縮小された。ワイドドア編成は２０２２年までに引退している。 ※下段はワイドドアの画像。
	■９０００形（１９７２年～２００６年）地下鉄千代田線との乗り入れ用途として登場した車両。前面形状は乗入れ先の営団６０００系の奇抜なデザインに対抗すべく、前面窓ガラスを上部まで引伸ばした斬新なデザインを採用した。その他様々な新機軸が評価され、鉄道友の会「ローレル賞」を受賞。小田急の人気車両として活躍したが、老朽化のため２００６年をもって引退した。
	■５０００形（初代・１９６９年～２０１２年）急行列車の長編成化を目的として登場した車両。この車両からアイボリー地にブルーのストライプという塗装が採用された。当初登場した４両編成は、側面窓が二段上昇式であるが、後に登場した６両編成は、９０００形で採用され好評であった一段下降式に変更され、外観がスッキリした。老朽化のため２０１２年をもって引退した。
	■４０００形（初代・１９６６年～２００５年）小田急初の２０ｍ級大型車である２６００形が登場後もなお、１８ｍ級中型車体の旧型車両も多く、輸送力増強のため、旧型車両の走行装置を流用して２０ｍ級大型車体を載せて登場した車両が４０００形。しかし、さすがに旧式の走行装置である「吊り掛け駆動」では高速運転に厳しく、走行装置は後に新性能化された。老朽化のため２００５年をもって引退した。

	■東海旅客鉄道・３７１系（１９９１年～２０１４年）ＪＲ御殿場線直通特急「あさぎり号」のうちＪＲ東海が投入した車両。性能や車内設備等、基本性能は小田急２００００形と共通であるが、デザイン等は独自性が見られた。「グッドデザイン賞」受賞車両。「あさぎり」運用縮小に伴い、その後は臨時列車として使用されたが２０１４年を持って引退した。現在は富士山麓電気鉄道に譲渡され活躍する。 ※小田急の車両ではありませんが乗り入れ車両として掲載。


	■７００００形（２０１８年）７０００形の置換え、また複々線化の完成による新時代の小田急のシンボルとして登場した車両で、ＧＳＥの愛称を持つ。「Ｇ」とはＧｒａｃｅｆｕｌの略で「箱根につづく時間を優雅に走る」をコンセプトとする。ローズバーミリオンが印象的な車体は、将来のホームドア設置を考慮し、従来の連接構造をやめ一般的なボギー台車構造となった。
	■６００００形（２００８年）地下鉄千代田線直通用として登場した車両。ＭＳＥの愛称を持つ。「Ｍ」とはマルチの意で、地下鉄直通特急としてマルチに活躍する様を表す。車体は地下でも映える色として、フェルメールブルーの塗装が施される。地下鉄北千住発着のホームライナーなどで活躍。鉄道友の会「ブルーリボン賞」受賞、また「グッドデザイン賞」受賞車両。
	■３００００形（１９９６年）３１００形（ＮＳＥ）の老朽化に伴い登場した車両。ＥＸＥの愛称を持つ。通勤輸送にも対応すべく定員増を図るため、通勤車両と同様の２０ｍ級大型車となるが、伝統の展望席の採用は見送られた。そのため一部のファンからの評判は良くないが、４両＋６両という分割併合ができるため、フレキシブルな運用が可能。「グッドデザイン賞」受賞車両。現在は更新工事が進行中で、リニューアル編成はシルバーの塗装となり「ＥＸＥα」の愛称となる。
	■５０００形（２代目・２０２０年）小田急の最新鋭車両。８０００形の老朽化に伴い登場した。「より広く、より快適に」をキーワードに、車両構造は２０００形以来の拡幅車体を採用、前面形状は流線型としてスピード感を演出した。車内には防犯カメラを設置、また車椅子スペースを各車両に設けている。２０２０年に営業運転を開始した。
	■４０００形（２代目・２００７年）１０００形に代わる、新たな地下鉄千代田線直通用車両として登場した車両。ＪＲ東日本Ｅ２３３系の設計思想を採用し、側面形状はＥ２３３系と同様のものとなっている。前面形状は、貫通扉を左側に寄せた、小田急初の非対称形状。ストライプは、ルリマツリ花弁の色を表現した「インペリアルブルー」という新色となった。
	■３０００形（２代目・２００３年）モーター抵抗のみで列車を停止させる純電気停止ブレーキを初めて装備した車両で、スムーズな停車を実現。車体形状は、従来の小田急車両のような丸みを帯びた形状を採用せずに、やや簡素な直線的デザインとなる。１次車は１．６ｍ幅のワイドドアを採用したが、２次車以降はＪＲ東日本のＥ２３１系に近い見付けとなった。
	■２０００形（１９９５年）２６００形の老朽化に伴う置換えと、ラッシュ時の乗降時間短縮を目的に登場した車両。１０００形をベースに、乗降扉幅は１．６ｍに拡大したワイドドアとなる。全列車が８両編成で各駅停車や区間準急に使用され、速達列車に使用される事は殆どない。「グッドデザイン賞」受賞車両。
	■１０００形（１９８８年）９０００形に代わる、地下鉄千代田線直通用車両として製造された車両。鋼体には小田急初のステンレスを採用、登場時はアイボリー色の車両群の中で異彩を放った。また小田急初のＶＶＶＦインバータ制御車両となる。なお異端車として、乗降扉の幅を２ｍに広げたワイドドア車も存在した（現在は引退）
	■８０００形（１９８２年）１８ｍ級中型車体を持つ旧型車両の淘汰を目的として投入された車両。前面ガラスを黒縁でまとめ、あたかも一枚窓とした前面デザインは秀逸。このデザインは後に各鉄道会社でも採用されている。後年は更新工事により制御装置のＶＶＶＦインバータ化も行われたが、引退も近い。なお一部車両は西武鉄道へと譲渡され、西武国分寺線で活躍する。

	■５００００形（２００５年～２０２３年）箱根輸送の強化と１００００形置換えのため登場した車両。ＶＳＥの愛称を持つ。「Ｖ」とはヴォールト（ドーム型天井の意）の略。高い天井や落ち着いた配色の室内で居住性は高い。鉄道友の会「ブルーリボン賞」、また「グッドデザイン賞」受賞車両。人気車両でありながら、導入が進むホームドアに対応できないため２０２３年をもって引退した。
	■２００００形（１９９２年～２０１２年）ＪＲ御殿場線直通列車「あさぎり」の特急格上げに伴い登場した車両で、ＲＳＥの愛称を持つ。「Ｒ」とはリゾートの意。小田急初の二階建て車両を連結、塗装もブルーとピンクのパステル調となる。鉄道友の会「ブルーリボン賞」受賞車。「あさぎり」の運用縮小伴い、２０１２年をもって引退した。現在は１編成が富士山麓電気鉄道に譲渡され活躍する。
	■１００００形（１９８７年～２０１２年）小田急の創立６０周年を記念して製造された車両。ＨｉＳＥの愛称を持つ。「Ｈｉ」とはハイクオリティや、より良い展望を提供する高床構造・ハイデッカーを表す。鉄道友の会「ブルーリボン賞」受賞車両。高床構造がバリアフリーに抵触する事や老朽化に伴い２０１２年をもって引退した。なお、一部車両は長野電鉄に譲渡され活躍する。
	■７０００形（１９８０年～２０１８年）初代ロマンスカー３０００形の老朽化に伴い、新たな看板列車として登場した車両で、ＬＳＥの愛称を持つ。「Ｌ」とはラグジュアリ（豪華な）の意。室内はリクライニングシートが初採用された。鉄道友の会「ブルーリボン賞」受賞車。老朽化のため２０１８年をもって引退した。
	■３０００形（初代・１９５７年～１９９２年）新宿と小田原を６０分で結ぶべく登場した車両。台車が連結器を兼ねた連接構造や軽量車体など新機軸を搭載、速度試験においては国鉄線上で実施するという異例の事態となり、かつ当時の狭軌では世界最速の１４３キロを樹立。この偉業を称えるべく鉄道友の会によって「ブルーリボン賞」が創設され、第１回受賞車両となった。
	■１０００形ワイドドア車（１９９０年～２０２２年）１０００形のうち、１９９０年に登場した車両は、ラッシュ時の乗降時間短縮のため、乗降扉の幅を２ｍというワイドドアとした。また実験的施策として、車内案内装置や跳上げ座席、また側面窓の自動開閉装置の設置等が行われてた。しかし肝心のワイドドアは効果が殆ど得られず、後に乗降扉の開口幅は２０００形と同様の１．６ｍへ縮小された。ワイドドア編成は２０２２年までに引退している。 ※下段はワイドドアの画像。
	■９０００形（１９７２年～２００６年）地下鉄千代田線との乗り入れ用途として登場した車両。前面形状は乗入れ先の営団６０００系の奇抜なデザインに対抗すべく、前面窓ガラスを上部まで引伸ばした斬新なデザインを採用した。その他様々な新機軸が評価され、鉄道友の会「ローレル賞」を受賞。小田急の人気車両として活躍したが、老朽化のため２００６年をもって引退した。
	■５０００形（初代・１９６９年～２０１２年）急行列車の長編成化を目的として登場した車両。この車両からアイボリー地にブルーのストライプという塗装が採用された。当初登場した４両編成は、側面窓が二段上昇式であるが、後に登場した６両編成は、９０００形で採用され好評であった一段下降式に変更され、外観がスッキリした。老朽化のため２０１２年をもって引退した。
	■４０００形（初代・１９６６年～２００５年）小田急初の２０ｍ級大型車である２６００形が登場後もなお、１８ｍ級中型車体の旧型車両も多く、輸送力増強のため、旧型車両の走行装置を流用して２０ｍ級大型車体を載せて登場した車両が４０００形。しかし、さすがに旧式の走行装置である「吊り掛け駆動」では高速運転に厳しく、走行装置は後に新性能化された。老朽化のため２００５年をもって引退した。

	■東海旅客鉄道・３７１系（１９９１年～２０１４年）ＪＲ御殿場線直通特急「あさぎり号」のうちＪＲ東海が投入した車両。性能や車内設備等、基本性能は小田急２００００形と共通であるが、デザイン等は独自性が見られた。「グッドデザイン賞」受賞車両。「あさぎり」運用縮小に伴い、その後は臨時列車として使用されたが２０１４年を持って引退した。現在は富士山麓電気鉄道に譲渡され活躍する。 ※小田急の車両ではありませんが乗り入れ車両として掲載。