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■50000系(1994年) 大阪難波と関西空港を結ぶ特急「ラピート」用として製造された車 両。何と言っても特徴的なのは外観形状で「レトロフューチャー」 をコンセプトとしたデザインは一説によれば蒸気機関車と飛行機の イメージを近未来風にアレンジしたものだとか。ただ塗色が青一色 ということもあって「鉄人28号」とも呼ばれているらしい。鉄道 友の会「ブルーリボン賞」受賞車。 |
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■12000系(2011年) 南海本線用特急列車「サザン」の最新鋭車で10000系の老朽化 に伴い登場した。車体は、8000系を踏襲したステンレス車体。 また車内にはシャープ製イオン発生器「プラズマ・クラスター」を 搭載し車内環境の向上を目指した。「サザン・プレミアム」の愛称 で呼ばれる。2011年9月より営業運転を開始した。 |
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■10000系(1985年) 南海本線用車両。大阪難波と和歌山港を結ぶ特急「サザン」に使用 される。登場当初は白地にグリーンの塗色であったが1992年の CI導入に伴い、シルバー地にブルー・オレンジの塗色に変更され た。また当初は2両編成であったが後に4両編成とされた。増備さ れた中間車は窓形状が異なる。なお実際の運用では画像のように普 通車両を併結して運行される。鉄道友の会「ローレル賞」受賞車。 |
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■31000系(1999年) 高野線用車両。特急「こうや」の増発や「りんかん」の8両編成化 を目的として製造された車両。増備形式にあたるため4両編成1本 のみの存在となる。外観は「りんかん」用11000系に類似して いるが、橋本〜極楽橋間の、急曲線が続く山岳区間に乗り入れるた め17m級車体となる。走行系機器は、閑散区間である山岳区間を 走るため、またコスト削減のため廃車発生品を使用している。 |
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■30000系(1983年) 高野線用車両。橋本〜極楽橋間の山岳区間は急勾配・急曲線であり 17m級車体と、山岳区間対応の性能となっているのが特徴。この 幅広い性能を持つ事から「ズームカー」と呼ばれる。新CI導入に 伴い、多くの車両はシルバー地にブルーとオレンジの帯に塗装変更 されたが、この車両のみ登場当時のままの塗色を保つ。高野山観光 客輸送の特急「こうや」の他、橋本までの通勤特急「りんかん」で も活躍する。 |
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■■8300系(2015年) 7000系など老朽化が進む車両の置き換えやインバウンド需要に 対応する旅客案内設備の充実化を目的に導入された車両。モーター は静音性を向上、車内にはLCDによる車内案内装置が搭載、また 増備車ではスーツケースが邪魔にならないよう袖仕切りの形状を改 良、座席定員を減らし客用ドア横にラゲッジスペースが設けられた。 従来、南海の車両は多くが帝国車輌(→東急車輌→総合車両製作所) により製造されたが、この車両は近畿車輌により製造されている。 2015年より南海本線で、2019年より高野線でも活躍する。 |
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■8000系(2008年) 南海本線用車両。7000系の老朽化に伴う置き換え用として製造 された。車体は1000系を踏襲しながらも製造元の東急車輛製造 (現・総合車両製作所)が開発に携わった東日本旅客鉄道E231 系の思想を取り入れている。現在は、通勤輸送のほか12000系 と連結のうえ特急「サザン」としても活躍する。 |
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■■1000系(1992年) 南海本線と高野線両路線で共通運用が可能な車両として製造された 車両。また20m級大型車両では初のVVVF制御となる。鋼体は ステンレス車体であるが、新CI制定によりこの車両はグレー地に ブルー・オレンジの新塗装が施された。ただし2001年登場の6 次車ではステンレス無塗装となる。1次車は車体幅が狭いタイプの 車体であり南海本線と高野線両線に投入されているが2次車以降は 拡幅車体となり南海本線にのみ投入される。 |
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■9000系(1985年) 南海本線用車両。南海本線初のステンレス車両となる。旧1000 系の老朽化に伴い高野線用8200系をベースに製造された。登場 当時は、ステンレス車は高野線のみであり、誤乗防止のため当時の 南海本線の塗色であったグリーンのストライプが施された。しかし 後のCI導入に伴い、ブルーとオレンジのストライプに変更されて いる。 |
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■7100系(1969年) 南海本線用車両。7000系の改良版として登場した。数年後に控 えていた、架線電圧の1500V化により旧型車を大量に置換える べく投入された。7000系との相違点は乗降扉が両開き扉となる 点と側面窓が一段下降窓となっている点である。普通列車から特急 「サザン」自由席車までの幅広い運用に就く。しかし海岸付近を通 る車両ゆえ、塩害による老朽化が進み、置換えも予定される。 |
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■■2000系(1990年) 高野線用車両。橋本〜極楽橋間の山岳地帯を走行可能な仕様のいわ ゆる「ズームカー」であり乗降扉も2扉となる。南海初のVVVF インバータ制御車両であるが、この制御装置の省エネ効果や回生ブ レーキは列車本数の少ない区間では効果が無く自車の走行そのもの にも影響するため、沿線変電所に対応装置を設置する事により導入 が可能になった。高野線のダイヤ改正により運用余剰となったため 一部車両は7000系置換え目的で南海本線へと転属された。 ※矢印を画像にかざすと南海本線所属車両の画像へ。 |
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■8200系(1982年) 高野線用車両。1975年に、制御装置の試験のために製造された 8000系(初代)の実績をもとに製造された車両。製造コストを 考慮して界磁チョッパ制御とされた。前面形状は6200系をベー スとしながらも若干の変更が施され、印象が異なる。車体長が20 m級大型車であり山岳区間には入線できず、難波〜橋本間の通勤輸 送に充当される。なお2000系以前の高野線ステンレス車は、登 場時は無塗装であったが、現在は写真のような塗装となる。 |
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■6200系(1974年) 高野線用車両。6100系をベースとしながらも製造コストの低減 が図られ、前面形状は切妻形状となった。また走行装置や空調装置 にも変更が及んでいる。車体長が20m級大型車であり山岳区間に は入線できず、難波〜橋本間の通勤輸送に充当される。6512編 成は、電機子チョッパ制御の試作車両であり当初は8000系(初 代)と呼ばれたが、後に制御装置の変更により、当形式に改番され ている。 |
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■6300系(1996年改造) 高野線用車両。1970年登場の6100系は南海本線用7100 系に倣い6000系の改良版として登場した車両。6000系との 相違点は、乗降扉が両開き扉となる点と、側面窓が一段下降窓とな っている点。車体長が20m級大型車であり山岳区間には入線でき ず難波〜橋本間の通勤輸送に充当される。1996年から2009 年にかけて、台車の交換工事と内装の変更が施され、6100系は 6300系と改番された。 |
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■6000系(1962年) 高野線用車両。南海初のステンレス製車両である。また関西私鉄初 のオールステンレス車両である。高野線の最古参であり、今や大手 私鉄では数少なくなった片開き扉車であるが今も当線の主力として 活躍。車体長が20m級の大型車であり、山岳区間には入線できず なんば〜橋本間の通勤輸送に充当される。 |
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■9300系(2023年) 泉北線の最新鋭車両。南海8300系との共通設計車両であるが前 面のアイボリー塗装や、木目調の車内にオリジナルを見出している。 2023年度のグッドデザイン賞受賞車両。 |
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■7020系(2007年) 3000系の置き換え目的として登場した車両。7000系と比較 して前面貫通路のプラグドア廃止など、設計変更によりコスト削減 が図られている。対して室内には、泉北初の液晶ディスプレイによ る車内案内装置が設置された。 |
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■7000系(1996年) 100系の置換えを目的として登場した車両。5000系に続いて アルミ車体となるが、前面は自動幌を備えたプラグドア式貫通扉と いう、通勤型ながら特急車両の様な設備を備えている。乗り入れ先 の南海の車体限界が拡大された事により、この車両は泉北高速(当 時)初の広幅車体として製造された。 |
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■5000系(1990年) 泉北高速(当時)初の自社設計車両。アルミ製車体にはアイボリー 地にブルーのストライプが入る全面塗装となった。また泉北初のV VVFインバータ制御を搭載している。 |
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■3000系(1975年) 路線延伸に伴う輸送力増強のために製造された車両。南海6200 系をベースとしているが、製造コスト低減のため、外板のみステン レスとし骨組は鋼製とした、セミステンレス車両として製造された。 ただし後に製造された車両は骨組もステンレスとされている。 |
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■7000系(1963年〜2015年) 南海本線用車両。既に高野線ではステンレス車両の6000系が登 場していたが、こちらはデザインこそ6000系を踏襲するものの 従来通り普通鋼で製造された。これは踏切の多い南海本線において 踏切事故等での修繕のし易さから普通鋼が採用された。普通列車か ら特急「サザン」自由席車までと幅広い運用が行われたが、老朽化 のため2015年10月をもって引退した。 |
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■22000系(1969年〜1998年) 高野線の山岳区間直通用車両「ズームカー」21001系の増結用 車両として登場した。21001系と比較して丸みを帯びていない 形状から「角ズーム」なる愛称を持つ。後に高野線には2000系 が登場し、支線への転属のため2200系などへ改造のうえ改番、 また余剰車は廃車となった。2024年、2200系のうち廃車と なった編成が銚子電気鉄道へと譲渡、22000系の車号と、懐か しい「ズームカー」カラーが復活した。 ※画像は銚子電気鉄道での撮影 |
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