にょほほ電鉄 - 駅 - 新横浜駅・・・
新横浜駅は、東海道新幹線開業と同時に横浜線との交差部に設けら
れた駅。横浜アリーナや日産スタジアムにも近く横浜の副都心の様
相を呈している。しかし高層ビルが立ち並ぶ駅表側とは裏腹に、駅
裏側は意外にも田舎の小駅の雰囲気となる。この項ではそんな新横
浜駅の駅周辺を紹介する。

■北口駅舎

東海道新幹線の開業と同時に設置された新横浜駅であるが開業当初
は「こだま」のみが停車する駅であったが現在では「のぞみ」の大
半が停車する駅へと変貌を遂げた。それに伴い駅周辺も急激に都市
化し、駅舎も19階建ての巨大な複合ビルへと変貌を遂げた。

■北口駅前

駅前には横浜環状2号線が横切り広大なバスターミナルが広がる。
また地下鉄の駅入口も設置され、駅前の高層ビル群と相俟って大都
市の様相を呈する。駅前は現在、ペデストリアンデッキ(歩道橋)
が設置される。画像左側の円筒形のビルは新横浜プリンスホテル。
■北口1F

新駅舎は以前のタクシープールの敷地に建設された。タクシープー
ルは現在、ビル1Fに設けられている。タクシーを降りると目の前
に新幹線乗り場へのエスカレーターがあるため、雨に濡れずに新幹
線に乗る事が出来る。なお画像右端には篠原口への連絡口がある。
■篠原口への自由通路

北口1Fより通路を抜けると、途端に古びた雑居ビルと地下へ降り
る階段が登場する。ビジネスマンが颯爽と歩く北口とは打って変わ
って、のんびりとした空気が流れる。この先が地下となっているの
は横浜線の線路をくぐるため。
■自由通路

階段を下りると、古びた暗い通路が登場する。両駅前を結ぶ通路は
付近にはこの通路のみであるが、それでも人通りは少ない。途中で
「く」の字に曲がる通路で、見通しも悪く通るのに不安を覚える。
■篠原口駅前

自由通路を昇ると、先程までの大都市の雰囲気は一変、小さなロー
タリーがあるだけの地方の小駅のような雰囲気となる。駅前を歩く
人は少なく、遠くには裏山ふうの山林も見え、これが本当に同じ駅
かと、にわかに信じ難い。
■篠原口駅舎

自由通路を昇りきり振り返ると、階段が目立つ小柄な駅舎が目に入
る。駅前からも新幹線のホームと北口駅ビルが見えるので何とか同
じ駅だと気づくが、写真のアングルでは新幹線停車駅とは気づきに
くい。過去には篠原口駅前を含む周辺地区の再開発の予定があった
そうだが、地権者との交渉が決裂したために、現在に至るまでこの
ような長閑な駅前となる。
■篠原口改札

駅舎に入り階段を昇ると小さな改札が現れる。新幹線改札口とは違
い通路が3つあるだけの何とも小ぶりな改札である。新横浜駅は当
初、横浜線も含めJR東海の管理下にありJR東日本の施設はなく
Suicaも開始当初は使用できなかった。現在はSuicaも使
用できるようになり、篠原口改札にはJR東日本の駅係員が配置さ
れるが、実際は隣の小机駅の管理下となっている。