 |
 |
■第二航路海底トンネル
臨海副都心と中央防波堤内側埋立地を結ぶトンネル。1980年に
開通した。元々は埋立地へ廃棄物や土砂を運搬するための手段とし
て開通したため、作業関係車やゴミ収集車、社会科見学以外での進
入は禁止されていたが、大田区城南島とを結ぶ臨海トンネルが開通
した後は、湾岸地区のバイパスとなった事から一般車の通行禁止が
解除された。また自動車以外でも都営バス「波01系統」を利用し
ての進入が可能である。ただし中央防波堤敷地内は相変わらず関係
者以外進入禁止箇所が多く、訪問の際は注意されたい。
|
 |
■林立する廃棄物処理施設
埋立地というイメージからゴミの山を思いがちであるが、都営バス
の中央防波堤バス停付近には廃棄物処理施設やリサイクルセンター
が林立し、さながら要塞の様である。また第二航路海底トンネルを
挟んだ側には東京税関コンテナ検査センターや若干の物流倉庫も存
在するが、他に建物は見当たらない。
|
 |
■環境局中防合同庁舎
中央防波堤内側埋立地のランドマーク。東京都環境局の他、東京都
環境公社等が入居する。庁舎の前には「環境局中防合同庁舎前」バ
ス停があり、バス到着時刻前ともなると乗客が行列をなす。文字ど
おりのゴーストタウンの中で唯一、人の気配が感じられる場所であ
る。
|
 |
■中防合同庁舎前の交差点
庁舎自体は人の気配が感じられるが、それでも元々は埋立地。付近
の交差点で信号待ちをする人は皆無である。時折、頭上を航空機が
轟音を立てながら低空で通り過ぎる。臨海トンネルを越えた先の城
南島は羽田空港の至近であるため。画像右奥は外側埋立地。現在は
東京ゲートブリッジへと続く「東京港臨海道路」が通るが、殆どは
高く積まれた土壌に雑草が生えている、殺伐とした風景となる。
(矢印を画像にかざすと中央防波堤外側埋立地の画像へ)
|
 |
■東京風ぐるま
中央防波堤内側埋立地の東側には、巨大な風力発電が2基設置され
ている。これは、東京都と民間企業によって共同設立した「ジェイ
ウインド」によるもので、クリーンエネルギー促進の目的で大都市
内において初の発電所として建設された。2003年に事業開始さ
れた。2023年まで稼動の予定となる。
|
 |
■中央防波堤バス停
都営バス「波01」系統の終点。画像右奥に環境局中防合同庁舎が
見える。中央防波堤の住所は暫定的に「東京都江東区青海2丁目地
先」となるが、実際には江東区と大田区が、それぞれトンネルで結
ばれている事を理由に帰属を主張しており係争中である。領土問題
は未だに解決されていないため正確には「地名のない場所」となる。
|